特養で、母の拘縮した脚をマッサージする現場を見て学習

北西の強風。マフラーを首にグルグル二重巻き、マスクし、頭には毛糸の帽子、革手袋はめて完全防寒。

春は名のみの風の寒さ・・・どころじゃない烈風。
身を切る寒気。

向かい風にふらつきながら自転車をフウフ~漕いで特養に到着。

土曜だからか事務室には守衛さんと、留守番替わりの看護士さんしかいない。
明日の家族懇談会の欠席を告げたいが・・・帰りにしよう。
暖かな館内に入るとそこは別世界。
今日は優美なビアノ曲が音量を低くして流されている。
日によって、童謡だったり、歌謡曲だったりする。

母のベッドに近づくと、スースーすこし荒い寝息を立てて只今お休み中。

とても気持よさそうに寝ているので、ベッドの脇にイスを引き、私もユッタリ腰掛けた。

明日からは三連チャンで夜勤勤務が始まるので、しばらく来れないかも知れない。
ボンヤリ母の寝顔を眺めたり、ベッドの回りに置いてある洋服ダンスの引き出しの中身など眺めるともなく眺める。

沢山の衣類が整然と収納されている。

娘が二人いるからこうした点はゆきとどいている。

娘がいなければ嫁がする仕事だろうが我が家は嫁の出る幕がない。

こうした母の身の回りの世話は娘たちの労力で十分間に合っている。

10分ほどして母が目を開けた。

声をかけて脚のマッサージ開始。

今日は左脚を下にして寝ていたので、骨折した方の脚が上になっている。フクラハギと太もものあたりの軽いマッサージのあと、足首とフクラハギを持って、ヨイショヨイショと膝の屈伸運動をする。太ももの裏の筋肉が固く突っ張っている。無理に伸ばさないように気をつけねば。


屈伸マッサージを終えて布団の中にに脚を戻したとき丁度、3時のおやつタイム。
胡麻を練りこんだプリンとお茶を女性介護員が持ってきてくれた。
寝たままの姿勢のまま口元にプリンを運ぶ。
少しずつにしないと、姿勢が姿勢だから誤飲するかもしれないのでゆっくり慎重に進めた。
お茶は飲ませにくい。
ほんの一口だけなんとか口に含ませることが出来た。

母をベッドに起こしてプリンを食べさせたいが、ベッドの上に座位を取らせることは、今の母の身体の硬直状態ではできなくなっている。
脚は拘縮しているし、腰も折曲げることが出来ないので、ベッド上では誰かが支えていない限り姿勢が全く保てない。

介護員はそうした場合、ふたりがかりでヨイショッと掛け声掛けて、母をベッドから車椅子に移す。
車椅子での座位だ。

しばらくして今度は男性介護員がやって来た。
おやつタイムの後、に脚の拘縮軽減屈伸運動を施術することになっているそうだ。
枕元に「職員用」としてその施術要領のイラスト図が貼ってあった。
私のやり方と同じだ。もっともそれ以外に方法もないと思うが。

ただ、私には、反対側の脚をどうすればいいか分からないでいた。
母を起こして抱きかかえ、身体の左右をひっくり返せばいいのだろうが、体重が減少していても、身体全体が硬直しているのでコレがとても大変。
それで、今までは、片側だけの脚マッサージで終えていた。

今日はちょうどいい機会。
男性介護員の施術を見学できる。

彼もマッサージについては専門の担当者ではないが、理学療法士から教わったやりかたでやっているとのこと。

右脚のヒザ屈伸運動をを5回施した後、彼が反対側をどうするのかと見ていたら、抱き抱えることなく、母の肩あたりに手をかけて、まずすこし体を天井を向かせるような具合に動かす。その後は、少しずつ、少しずつ、体を回して移動させる。

つまり、少しずつベッドの上から母の体を離さずに身体の位置を変えればいいのだった。
母の体全体を抱えて姿勢を変えるのは大変だが、すこしずつベッドの上で滑らすようにズラしてゆくのなら一人でもできる。

今後は私にも母の両脚マッサージが出来ると思う。
今日は勉強になりました。

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